結婚がしたい!という夢があり、
念願叶って結婚しましたが、
子供が欲しいかどうかはわかりませんでした。今もわかりません。
しかし、妊娠率は一般的に20%〜30%と言われており、けしてそれは高い数字ではありません。
当たり前のように、「子供は?」という世の中に物申したい。
子供は授かりものだから、偶然できたらそれもいいし、子供ができやすいように少しだけ病院に通ってみよう、と思ったのがきっかけで、私の病院通いは始まりました。
最初に行った病院で、病気が見つかり、手術することになるところから始まりました
そして、手術が終わり、夫婦で様々な検査をした結果、私たち夫婦は不妊症であることが分かりました。
しかし、病院選びだったり、治療だったり、正直、心も体も疲弊することが多すぎました。。
正直、自分が当事者になるまで、不妊治療をしている人について、過剰な人たちで怖いな、という印象がありました。
しかも、センシティブすぎて接するのも怖い。
高額なお金を出したり病気でもないのに自分で自分に注射を毎日打ったりなど、狂ってるし恐ろしいなと、思ってました(−_−;)
そこまでして子供が欲しいのか?など、、。
しかし、今や6、7組に1組のカップルが不妊治療をする時代。
学校のひとクラスにひとりは必ず不妊治療で産まれた子供になる時代。
今まだ結婚していない人は、自分が不妊治療をするかもしれない、ということについて、ぜひ、身近に感じて欲しいな、という想いがあります。
実際、自然妊娠をした友人でも、私の周りでは30歳を超えると、3人に1人くらいの割合で不妊または手術を経験していますし、また、男性に原因がある場合もあります。
東海オンエアの動画は本当にリアルで良い動画だなと、不妊治療界隈ではめちゃくちゃ話題になりましたし、若い人にこんなに見てもらえてよかったーって心の底から思いました。
この検査結果を受けた4人は、①超正常、実際に子持ち ②普通 ③性病の疑い、不妊の疑い ④不妊の疑い 精子無力症の疑い、という四者四様の結果になっており、とても見応えがあります。
普通の若い成人男性を四人みただけで、こんなに結果が様々になるのです。
ちなみに、WHOの基準の運動率40%というのは、自然妊娠した100人のうちの下から5人目の値です。
つまり、運動率40%の結果が出ると、95%の確率で自然妊娠はできないという結果です。
よって、例えば運動率40%という結果が出ても、決してそれは安心できるものではありません。
男性不妊についても、解決した人たちのいろんな見解やいろんな人の体験談、解決できなかった人の話しなども聞けたので、そのうちまとめたいなと思っています。
私は今治療をしている最中です。
今月は、薬の副作用のため、治療がお休みになりました。
お休みになった時はまた妊娠が2ヶ月遅れた、とか、2020年生まれの子供はもう産まなくなるなとか、親戚の子供や友達の子供が私が何もできないうちに産まれてきてしまう、など、色々考えてしまい、不安になり、とても落ち込みました。
また、終わりのない治療、成功するかわからない治療に恐怖も抱きました。
これからも痛いこと、乗り越えなければならないことが本当にたくさんあることを思うと気が重い。
しかし、治療も大変だけど、産んで育てるのはきっともっと大変。
でも、不妊治療中の人よりも、子育てしている人の方がずっと環境的に保護されやすい。
「子育て」「ママ」「パパ」の言葉がつくと、「大変だよね」「偉いね」という感覚のなぜか世間から守られるような言葉が多い。
不妊治療は身近なのに、守られない。
実兄や実母に、「死ぬわけじゃないんだから病院なんてどこでもいいんじゃない」と言われるほど。
不妊治療は、そんなに甘くない。
病院選びにより、金額は実質無料〜1000万円かかることもあり、様々。また、病院によって治療方針は千差万別で、全く治療が違うのだ。毎日連日で注射を打ちまくる治療から、注射を全く使わない治療まである。それは、病院が治療方針を提案して、それに沿ってやっていくしかない。人によっては何年もの時間を無意味な治療に使い、貯金が果てるまでお金を注ぎ込むのだ。
病院選びは人生を変える。
死ぬか生きるかも人生の長さを決めることにはなるが、子供がいるかいないかで人生の持つストーリーが全く違うものになるのではないか、と、私は思うのだ。
しかし、子供のいない時間の今を私は幸せだと感じる。子供がいたらどんな人生になるのかな。
子供がもしできなくても、楽しい人生にできるかな。
子育てのコミュニティに入れないことが今の悩み。
若い人よ、どう転がっても楽しい人生にできるように、準備しておくといいです。
家を買うための貯金、子供のための貯金にプラスして、、子供を作るための貯金もするのを、おすすめします。お金で病院選びを悩まないために。もし自然に子供ができたなら、そのお金で家族で旅行にでも行ったらいいと思います。
しかし、妊活を休むことになる瞬間は落ち込みましたが、1ヶ月休んでみて、とても良い時間でした。
子供のいない自分を卑下しない時間ができました。
人として安心して過ごすことのできる時間で、とてもホッとしました。
治療をしている間のメンタルはとてもしんどいです。
◆頑張っても頑張っても努力で上手くいかない。
◆誰も悪くない。
◆痛い。
◆薬の副作用で突然具合が悪くなる。
◆不安になる。
◆周りの人が簡単に妊娠していく。
◆頑張ってるのに子供ができないのに、「あなたも子供を産まないとね」と、よく知らない人になんとなく簡単に言われたりする。
◆子供が生まれたニュースを聞く。
◆思うように治療が進まない。
などなど、色々なことが、あるわけです。
でも、治療をして、ダメで、今はどうしても休まないといけなくて、それが分かってる状態になったら、
私の中でまたひとつぽーんと何かが変わって、
子供のいない今を楽しもうと思う心のマインドに変わりました。
▶︎子供がいないからといって気負う必要はない。
旦那さんの親戚がとても子供好きな人たちで、親戚の人たちがどんどん子供を産んでいく中、私たち夫婦は唯一取り残されてしまいました。
子供がいないのは私たちだけです。
でも、いないもんはいないのです。仕方がないのです。
やっと、なんだか諦め始めました。
このまま病院に行くのをやめようかな、と、ふと思うこともあるほどになりました。
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不妊治療している人は凄いなぁ、、。
私はこれからどうしよう?答えはまだ出ていません。
でも、治療を一回たまたま休むことになって本当に良かった、と、今は思っています。